お昼はサボって近所のカフェへ。
ここは日替わりで色々な国のエスニックなものを出すので大変楽しい。
名前忘れましたが、私はビーフのものを頼んだのですが、「アンチョビかける?」と言われ、「はい」というと出てきたのがこれ。
こ、これは煮干しだ!!

何かそうめんのような細い麺にスパイシーに煮たビーフを添えてあります。
お昼はサボって近所のカフェへ。
ここは日替わりで色々な国のエスニックなものを出すので大変楽しい。
名前忘れましたが、私はビーフのものを頼んだのですが、「アンチョビかける?」と言われ、「はい」というと出てきたのがこれ。
こ、これは煮干しだ!!
何かそうめんのような細い麺にスパイシーに煮たビーフを添えてあります。
普段あまり甘いものを食べない私が時々食べたくなるのはペイストリー類。
ケンティッシュタウンにKossoffsという新しいベイカリーができたので行ってみました。
アーモンド・クロワッサンとカプチーノを買って店内でいただいたのですが、これがまた甘い!!
美味しいけど甘い、甘いけど美味しい。
もう3年くらいアーモンド・クロワッサンを食べなくても済みそう。
しかしこの店、ウルトラフレンドリー。大変感じのいいお店でまた来たくなります。頼まなくてもお水が一緒に来ました。
次に来た時はパン・オ・ショコラかパン・オ・レザンにします。
ロックダウン中にいっぱいテレビを見ていた人は私だけではないと思うのですが、その中の番組チャンネル4の『Grand Designs』。家を建てるのをずっと追っていくドキュメンタリーの番組です。
家づくりが進行していくうちに、費用が嵩んで行ったり、工期が遅れたり、近年ではパンデミックの影響などもあったりして、自分の家ではないものの大変ハラハラします。
かなり長く続いている番組なので、私たちはロンドンにある物件を中心に見ていたのですが、墓地の入口にあるビクトリア時代のゲイトハウスを使いつつ地下を掘るという大変大掛かりな計画の家を見ていたら、最後の出来上がった御宅拝見の時にひょっこり出てきたのがその御宅の持ち主の彼女(現在は夫人)という日本人女性だったので「ほお〜」と思っていたのですが、後日友人とヒースを散歩中にそのことを話すと、なんとその女性はのお友達というではありませんか。
機会があったら一緒に遊びに行きましょうと言っていただき、やった〜と思っていたら、機会が来ました!
ロンドンの日本人社会は狭いとはいえ人の縁って不思議ですね。もう一人後からいらした別のお友達も、なんと前にお会いしたことのある人でした。
外から見るとそれほど大きく見えないのですが中に入ると……、
色々な面があり面白い建築。
池もあります。水があるのっていいですね。
お庭もいくつかあります。
くつろぎのスペースもあちらこちらに。
オーナーこだわりの階段。遡ればご先祖様はメアリー・スチュワートだそうです。
ロンドンでプールのある御宅に招かれたのは初めてかも。
あちこちに魚のモチーフがあります。
家の中をツアーをしていただいた上にご馳走にもなりました。
一番奥にちらりと見えるのは鹿肉ディア(という名前)はオーナーがハントしたものだそう。さっぱりとした肉で美味しかったです。
お手製のタルトタタンも美味しくて幸せ。2018年のBAKE OFFで出演して勝ち抜き2位になったという奥様秀子さんはパティシエです。ゴードン・ラムジーとヘストン・ブルーメンタルの元でも働いていたと言う経験。すごい〜。
忘れられない一夜となりました。
大変美しいショップ「Livingstone Studio」があります。
素敵な商品が並ぶ店内は18世紀は馬車小屋だったそうです。
通りかかったらお花付きメッセージがありました。
バーグ・ハウスの庭のカフェは今テントの下。
ロックダウン解除の前のコロナ対策だと思いますが、直射日光が苦手な私としてはありがたかったです。それと、テントって何かワクワクしませんか?
10年以上昔、バスを乗り継いで迷い込んだハックニー・ウィックは何にもないという印象でした。
しかし、東ロンドンはオリンピックでどんどん開発されていき、個性的なお店も増え、面白い街になりつつあるらしいです。
ということで久々のハックニー・ウィックへお友達とランチに。
ハックニー・ウィックは地上を走る線の東の終点ストラトフォードの一つ手前。オリンピックパークのすぐ近くでオリンピックスタジアムとかも見えるところです。
そして運河もあります。
現地集合だったのですが、ハックニー・ウィックの駅に着いたとき、「今駅に着きました」とテキストしたら、「今日は店の掃除の日で目指した店が開いていない!」と返ってきました。
掃除の日っていうのがあるんだ〜と感心。
お腹も結構空いていたので適当に飛び込んだお店Burnt Umber Brasserieで食べたのがこのAjavar Toast。赤ピーマンのペーストが塗られている上にグリルした野菜が載っているのですが、大変美味しい。大当たり。
なんだろ?アジャバー?と思って調べたらなんと日本語で出てきました。アイバルですって。
この赤ピーマンのペースト、併設お店でも売られていましたが、日本でも売られているらしいです。東南ヨーロッパのものですと。日本すごいですね。
このあと運河沿いのSILOへ。壁のグラフィティー・アートがおしゃれ。室内とも会ってる気がするんですが。頼んだのかな?
かっこいいお店です。
すでにお昼にカプチーノを飲んでいたのにここでも飲みたくなって午後2度目のカプチーノ。危険なり。
我が家はロンドンの北西なので用事がない限り南や西の方には滅多に行きません。
しかし、ヒースロー空港に行くたびにチジック・ハウスの近くを通るのでいつかは行ってみたいと思っていたのですが、この25年機会がありませんでした。今回サリーから戻るときにその辺を通るので初のチジック・ハウス行きを決行。と言うことでここもロンドン内です。
所有者だったバーリントン伯爵がグランド・ツアーから持ち帰った絵画を展示するためのギャラリー・ハウスだったそうそうで、彼のタウンハウスはピカデリーにあるバーリントン・ハウスで現在ロイヤル・アカデミーとなっています。
この家はその後、娘を通じて娘婿の婿のウィリアム・キャベンディッシュ家に譲られ、そのまた息子の同じ名前のウィリアム・キャベンディッシュはジョージアナ・スペンサーと結婚し、ジョージアナの親友エリザベスがウィリアム・キャベンディッシュの愛人となり3人でこの家に暮らしていたそうです。どこかで聞いたような話だなと思ったら映画になってました。キーら・ナイトリー主演の「The Ducchess-ある公爵夫人の生涯」がそれ。ダイアナ妃もスペンサー家ですね。
ここはイングリッシュ・ヘリテージの管理で内部な写真禁止なので、写真は外側だけ。
駐車場から入ったのですがこコミュニティーのための活動も盛んなようで子供達が何かしてました。
キノコのようなテント!
長い長い生垣を通る道。
ネオ・パッラーディオ様式の館。昔は両方にウィングがあったそう。
水辺から見る館。
畑もあって果物なども植えられており、併設のカフェで使うのか?と思ったのですがカフェに行ったらその気配はなし。でも週のうちの決まった日に果物などは販売しているよう。この日は販売なし。
ビートルズも演奏したと言う温室の写真は撮り忘れ。(『ペイパーバック・ライター』のプロモ・ビデオだそう)温室の正面の庭のみ。
滝もあります。
ロンドン内(昔は外だったかも)にあるお屋敷にしては広いけれど、もちろん地方のマナーハウスに比べればこじんまり。でもギャラリー・ハウスですもんね。
近くにあるホガース・ハウスはまた今度。っていつになるやら。
ポレスデン・レイシーに行く途中に通り過ぎた目立つ門はファニー・バニーの住んでいた家の門。ファニー・バニーは18世紀の小説家。
夫によると私の発音だと「おかしなうさぎ(Funny Bunny)」に聞こえるそうだ。ぷんすか。
門としてはポレスデン・レイシーのものよりこっちの方がかっこいいと思う。
ここを過ぎると緑のトンネル。その後ポレイスデン・レイシーへと続きます。
家の中でみつけました!
自分では洗いたくないもの。
その筆頭がこれ。
この電話機、ダイヤルではありません。こんなデザイン初めてみました。
犬も写真も飾られています。さすが。
ここには素敵なお庭もあります。
昔は40人の庭師を抱えていたそう。現在は4人とボランティア。大変そう。
この植木の刈り込み、うちの近所のパブにあったクルクルポテト(命名玖保)と似てます。
りんごの皮をむくようにジャガイモを皮ごとクルクルと切ってあげたものがビールとばっちりだったのですが、今はもうないそのパブとクルクルポテト。
帰る頃にはやっと青空見えました。
この道はアドミラル・アベニュー。ネルソン総督が通った道だそうです。とはいえ、彼は18世紀の人なのでおそらく以前の持ち主の時代。頭がごちゃごちゃになります〜。
この日訪れたのは「ポレスデン・レイシー」。
ゲイトは今ひとつなデザイン。
20世紀初期の有名な社交界の名士、マーガレット・グレヴィルのお家。彼女のお父さんがビールの醸造で財を成した人でものすごいお金持ち。そしてこの人、王室とも仲良しで王室のメンバーも遊びに来ていたそうです。
エドワード7世が植えて嵐で倒れたあとにチャールズ皇太子が植え直した木。(なんの木だかはわかりません)
私の通った幼稚園にも昭和天皇のお手植えの松があったっけ。
彼女は子供がいなかったので遺言で宝石類は友人へ。王室にも彼女からの宝石が遺されたそうです。逆だったらわかるけど、王室に宝石あげるってすごくないですか?
カミラ夫人がつけた「グレヴィル・ティアラ」はそのひとつですと。
ウィリアム征服王が1066年に英国にやってきた時、英国内の屋敷の登録をしたドゥームズデイ・ブックというのがあるのですが、このお屋敷はその台帳に乗っていると言うことで大変古い。
しかし、それぞれの持ち主の時に改築したりぶっ壊したりして今ある姿はオリジナルではありませんが。
窓だったところを塞いで壁ににしているのはキッチンだそうです。
何しろ社交界の名士なのでお客さんも有名な人がザクザク。キッチンから覗かれないようにと言う配慮だそう。この心遣いが彼女を社交界の名士にした所以でしょうか?
だったらキッチンで働く人には暗くなかったのか?と聞いたら、天窓で十分に明かりが取れていたということでした。キッチンは公開されていなかったのですが、もうオーブンなども取り払われていて何もないということでした。
当時、モーズリーなどのファシストもここを訪れていたらしく、彼女が亡くなった後、遺言によって彼女の忠実な執事が関係書類をすべて廃棄したそう。世の中でに出てしまうと結構スキャンダラスなものもあったはず。
さすが英国人(そして上流階級)な犬のお墓。
このシーザーという犬はもともとジョージ5世(エリザベス女王のお祖父さん)で、彼のお葬式にも参加した犬ですが、ジョージ5世の死後このマーガレットが譲り受けたのでここにお墓があると言うわけです。
この家も彼女の死後エドワード8世に譲るところでしたが、「王冠をかけた恋」でエドワード8世は退位して国外へ行ってしまったのでうやむやに、で、ナショナルトラストに寄贈することになったそう。
その辺の話は「クラウン」の世界とかぶりますね。
この時は残念ながら曇っていたのですが素晴らしい景観。