この日の予定はピッティ宮殿。朝ごはんはピッティ宮殿の真向かいのカフェで。そこで、フィレンツェに住んでいる高校時代の友達Mちゃんと待ち合わせ。観光に付き合ってもらうのだ。
中に入ってまず衣装博物館を見学。
気がつけばロココなドレスから始まっていました。その前のものは残ってないってことでしょうかね。


なぜか一つの部屋にポツネンと展示されていたドレス。係の人に「なんで?」と聞いたら、このドレスはボール・ルーム・ガウンで、ここはボール・ルームだったから、ですって。

さすが宮殿。天井が美しい。

それからパラティーナ美術館へ。
若き男子に声をかけられ「何事?」と思ったら、高校生のボランティアガイドだそう。ボランティでで色々なところへ行き、それで単位がもらえるのだそう。Mちゃんはイタリア語で問題ないのだが、私は英語でお願いすることにしました。
なかなか細かく説明してくれるので、ガイドをする前に勉強するのか?と聞いたら、スライドを見ながらの講習を受けたそう。
こういうガイドをするので文系の生徒さんなのかと思ったら、理数系の学生二人組でした。
「イリアッドの間」というのがあったので、「イタリアの学生は皆『イリアッド』を勉強するのか?」と聞いたら、「必須」だそう。ですよね!
ウフッツィもアカデミアも名画がわんさかでしたが、ここも負けてはいません。
フィリッポ・リピやボッティチェリ、ラファエロ、カラヴァッジオ、ティッツーアノなどなどの有名どころがザクザクでした。



クライアントには不評だったという背景が黒い絵。

ガイドくんたちの「お気に」はふたりともカラヴァッジオの『眠るキューピッド』でした。何がこの二人の高校生にアピールするのか?
