私たちが泊まったのはベニス本土ではなく、リドというアドリア海に面した細長い島。
1900年代初頭に建てられたと思われるアールヌーボーの建物でした。
本土は乳母車以外車乗り入れ禁止だけれど(自転車もだめだそう)、リド島は車が通ってました。
ホテルで自転車を借りて島を探検。
『ベニスに死す』に出てきたホテル・デ・バンは閉鎖され、高級アパートとして生まれ変わるはずが工事が遅れて、まだ閉鎖中。
私たちの泊まったホテルはプライベートビーチがあり、ちょうど私たちがついた次の日でシーズン(ビーチが開いているいているシーズンということらしい)が終わると言われたので、最終日は海だわ!と思っていたら、1日早くプライベートビーチを閉めたとレセプションで告げられました。
日傘も椅子もしまっちゃった、ってひどくない?ビーチの椅子に座ってアッシェンバッハ風に写真を撮るつもりだったんだけど….。
ベネツイア映画祭が行われた最終日に私たちは着きましたが、ケイト・ブランシェット(今年の委員長)に会うということもなく、目撃したのは会場から運び出される椅子だけ。
会場近くの超高級ホテル、エクセルシオールに入ってみる。
ここは直接プライベートビーチに出ることができます。シーズンが終わった後も傘も椅子もまだあった。資本力の違いか?