我が家はロンドンの北西なので用事がない限り南や西の方には滅多に行きません。
しかし、ヒースロー空港に行くたびにチジック・ハウスの近くを通るのでいつかは行ってみたいと思っていたのですが、この25年機会がありませんでした。今回サリーから戻るときにその辺を通るので初のチジック・ハウス行きを決行。と言うことでここもロンドン内です。
所有者だったバーリントン伯爵がグランド・ツアーから持ち帰った絵画を展示するためのギャラリー・ハウスだったそうそうで、彼のタウンハウスはピカデリーにあるバーリントン・ハウスで現在ロイヤル・アカデミーとなっています。
この家はその後、娘を通じて娘婿の婿のウィリアム・キャベンディッシュ家に譲られ、そのまた息子の同じ名前のウィリアム・キャベンディッシュはジョージアナ・スペンサーと結婚し、ジョージアナの親友エリザベスがウィリアム・キャベンディッシュの愛人となり3人でこの家に暮らしていたそうです。どこかで聞いたような話だなと思ったら映画になってました。キーら・ナイトリー主演の「The Ducchess-ある公爵夫人の生涯」がそれ。ダイアナ妃もスペンサー家ですね。
ここはイングリッシュ・ヘリテージの管理で内部な写真禁止なので、写真は外側だけ。
駐車場から入ったのですがこコミュニティーのための活動も盛んなようで子供達が何かしてました。
キノコのようなテント!

長い長い生垣を通る道。

ネオ・パッラーディオ様式の館。昔は両方にウィングがあったそう。

水辺から見る館。

畑もあって果物なども植えられており、併設のカフェで使うのか?と思ったのですがカフェに行ったらその気配はなし。でも週のうちの決まった日に果物などは販売しているよう。この日は販売なし。


ビートルズも演奏したと言う温室の写真は撮り忘れ。(『ペイパーバック・ライター』のプロモ・ビデオだそう)温室の正面の庭のみ。

滝もあります。

ロンドン内(昔は外だったかも)にあるお屋敷にしては広いけれど、もちろん地方のマナーハウスに比べればこじんまり。でもギャラリー・ハウスですもんね。
近くにあるホガース・ハウスはまた今度。っていつになるやら。
日本に生まれ育っても、近所を全て知り尽くす人はなかなかいませんし。私もまだ東北を知らないです。震災がなければ行ってみたかった。前と後では大違いの世界ですね。なんだか物見遊山で出かけられなくなってしまいました。
25年かかっても行ったことのない場所がまだたくさんあるのですね。老後の楽しみに取っておきましょう笑