到着してから気がついたのですがここ、来たことあった!
軽くショック。
フィリップ・ウェブ建築、内装はウィリアム・モリスのアート・アンド・クラフトのショールームのような邸宅です。

細部やランプがいちいち素敵。



なるほどと思ったのは、カーペットを痛めないよう、カーペットと床の画像をピリントしたものを見学者が通るところに敷いてある。

線から向こうから本物のカーペット。

壁紙もモリス、椅子の生地もモリス。

壁にかかっているのはバーン・ジョーンズ。


ロセッティ。

ラファエロ前派がザクザク!と思ったが、結局社会主義を目指すアート・アンド・クラフト運動は特定のお金持ちの間で流行っていたということで、皆ロンドンから汽車でやってきて週末を過ごすために同じような場所に家を建て、行ったり来たりで皆知り合い、ということですね。
そして浮世絵も人気。

昔のお風呂はこのように桶にお湯を入れて。意外と風呂桶小さい。

この家の長女の部屋。

食堂にはここに客で来たであろう人々の名札が。
もちろん、モリス夫妻、ロセッティ夫妻、バーン・ジョーンズも入ってる。

ここにも浮世絵。壁にはカーテン。

スタッフに「なんで壁に壁紙でなくてカーテンなんすか?」と聞いたら「この方が居心地がいい感じでしょ?」とのころでした。

中世の楽器をりプロダクトしたものにロセッティが絵を描いた鍵盤楽器。

ホテルに戻ってご飯。
結構美味しかった。
面白かったのがこのビーフカルパッチョ。甘く煮た干し椎茸と合わせてあって意外と合う。

ゴート・チーズのスフレ。これもうまし。

シーバスとハドック(又の名をメルルーサ)


魚は両方とも美味しいのだければやはり前菜の方が好き。
さくらんぼの種入れがお皿にくっついていたお屋敷ですね!
大人になってから、西洋式バスタブに疑問を感じるようになりました。
お湯は召使いがバケツやピッチャーで運んで入れるとして、使った後は汚れたお湯はどうするのでしょう。汲み出して捨てるのかしら。バスタブごと運び出すのは重そうだし。
排水管とかありませんよね。床に穴が開いてる?とか。
石鹸使って、ろくに流さず拭き取るだけとか、日本人には理解しがたいシステムですね。
甘く煮た干し椎茸は、冷や素麺のお出汁を取った後にお祖母さんが作っていました。
西洋料理に干し椎茸!組み合わせは限りないですね。
あの時代、お風呂はいらない人(貴族階級)とかもいたらしいです。庶民の方が川で水浴びしたりして清潔にしていたという話も。
使用人の労働が半端ないです。排水管などはないので後で捨てるんでしょうね。水の違いなどもあるので、流さなくても大丈夫!か。
干し椎茸、私はそのまま煮物の具にします。出汁とった昆布も。