私のお菓子の好みは面倒臭い。
甘すぎるのはだめ。
クリームっぽすぎるのもだめ。
リッチすぎるのもだめ。
ゼラチンが入っているものは今ひとつ。
どんなケーキがいいかと聞かれればチーズケーキ、でもゼラチンが入っているのでレアチーズケーキは好きではない。焼きチーズケーキタイプがうれしい。
生クリームがそれほど好きではないので生クリームたっぷりの何かはあまり魅力を感じない。
パンナコッタは生クリームとゼラチンの組み合わせなので一番選ばないもの。
チョコレートケーキは私にはちょっとリッチすぎ。こちらのママ友たちと近所のパブでご飯を食べてチョコレートケーキ系をデザートに取った時に、私がそれを選ばなかったので驚愕された。
チョコレート自体は結構好き。トリュフチョコとかをいただくとものすごく幸せ。でもミルク入りの方。
カスタードクリームは大好き。生クリームが入ってない方がうれしい。
カスタードソースはこちらではクレームアングレーぜという名でデザートにでてくることもある。
なにのクレームアングレーズ添えというデザートを頼んだら、なになにだけでソースがかかっていなかったので、「私はこのクレームアングレーぜが食べたくてこのデザートを取ったのに!!」と抗議。サイドが食べたいお客って面倒だったのだろう。デザートはタダになった。
私が好きなお菓子がシュークリーム。生クリームでなく牛乳で作ったカスタードクリームの入ったもの。
残念ながらイギリスでは見ない。自分で作るしかない。そして作ったことはない。
そんな私がハマったお菓子が、カヌレ。
あのもちっとした歯ごたえがなんとも言えない。卵黄を使うのがカスタードに通じるのかも。
こちらにあるポールというチェーン店で買える。ハマって自分でも作ってみた。型を買おうかというところで作るのは飽きてやめた。
ある日夫と散歩をして、ひと休みをしたフランス系のパン屋さんでこれを見つけたのでカプチーノのお供に購入。
久々のカヌレ、うふ、と思ったら中にとろっとチョコレートが入っていた。

余計なことをしやがって、っと心の中で悪態をつく。