と言っても単にバレンタイン・デーにマチネを観劇したというだけなのですが。
イプセンの「民衆の敵」を主役、マット・スミスで。
大変政治的な内容。主人公がタウンホールで意見を言うのですが、そのあと私たち観客に自分の意見に賛成かどうかと問い掛けます。つまり、私たちも劇中人物となり、舞台が観客席まで広がります。そしてこの芝居の中だけでなく、UKを超えグローバルな問題へ。
で、お客さんの私たちは賛成反対双方の意見に関して手を挙げます。
そのあと、ではどうして賛成なのかと言うことに対し、意見を言う人を会場にマイクを回していきます。
もちろん私はマイクを渡されたらいいやだなと思い、それには手をあげませんでしたが、意外ときちんとマイクで意見を言うお客さんが結構いました。
中学生くらいの男の子も意見を言っていて、偉いな〜と感心。こう言う舞台、日本では成り立つのか、興味があるところです。
意見、言う?私、言わない。ビビリだから。
舞台美術も、椅子や机は実際のものがあるものの、そのほかの家具や窓は黒板のように書き込める壁(黒く塗ってある)を使って大変面白かったです。
そして、マット・スミスといえばこちらでは「ドクターWHO」,そして、ネトフリの「Crown」「House of Dragon」でもお馴染み。
そのせいか出待ちの人がいっぱいでした。