中世美術

中世の美術に興味があるので美術館に行くと中世のセクションをメインに見ることが多いのですが、さすがにアカデミア美術館、もう中世たっぷりでお腹いっぱい感。

イコンは普通の人間と区別しなくてはいけないということで可愛くないものがいっぱい。

そしてキリスト教関係の美術を見ていつも思うのが聖人の知識がないとわからんものが山ほど。

ベニスには教会とは別にスコーラ(同信会)というものがあり、出身地で集まったり、職業別に集まったりしていて、聖職者ではない貴族や一般市民が運営する組織で、そこを飾っているのが美術館に作品が所蔵されている画家のものであったりします。

お金があったところは当時の有名どころにドーンと頼んだのでしょうね。ベニスの美術の主要なパトロンであったそうです。

同信会のほうが教会よりも小規模なので作品との距離が近かったりします。

ここ(Squola di San Giorgio degli Schiaavoni)を飾るのはカルパッチョ。ドラゴンを退治する聖ジョージ。(イギリスの守護聖人ですね。でもギリシアの人だそう。そして日本的観点から言えばドラゴンが小さい)

食べ物の方のカルパッチョは、画家の生の牛肉にパルメザンチーズをかけたのが好きだったから、とか、彼の絵の独特な赤から名前がつけられた,とかいろいろな説があるようです。

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心惹かれたもの

看板。でもなんの看板なのかわからずじまい。

ゲッゲンハイムから運河を望む。あれ?私って透し彫り的なものが好きなのか?

ベニスの香水屋さん、「マーチャント・オブ・ベニス」。クラッシックな佇まいがグッときます。

やたら可愛いロココなシャンデリア。自分の家には欲しくないけど。

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ベニスの細道

細い道って惹かれません?

その奥に何があるんだろうとドキドキするのは広い道より狭い道。

ベニス本土には狭い道がいっぱい。

ハイストリートでさえ狭い。広い道はナポレオンに侵攻した後、運河を埋めて広い道にしたんだとか。

顔付きもある。

狭い道の奥にゲッゲンハイム美術館の裏口が。

表より裏口の方が素敵な気がします。

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ムラーノ島

木曜日からイギリスは12月2日まで再度ロックダウンです。

クリスマスの家族の団欒を餌にどれだけみんな頑張れるか?

9月に外国旅行ができたなんてまるで遠い夢の中の出来事のようです。

私たちが泊まったホテルはムラーノ島までの片道ボートのサービスがついていたので予約してムラーノに行くことにしました。

一週間のヴァポレット(公共の乗り合いボート)のパスがあるので、自力でも余分な費用はかかりませんが、只のサービスを使わない手はありません。

ホテルのほぼ前にある船着場からムラーノ島へゴー。ヴァポレットよりは綺麗なボートです。

船着場に着くとそこから強制的にガラス工場に入らされる羽目になりました。やっぱり「只」の落とし穴はありました。

それまでイタリアは密にならないように色々と工夫してきたのに、ここには他のホテルからの私たちと同じような客が集められたらしく、ギュウギュウ状態でマエストロの技を見せられる羽目に。

「密じゃん!」と軽く殺意。

その後は見学などせずにさっさと外へ出て「ガラス博物館」へ。

ひものようなガラスの棒を組み合わせて絵を作るて展示などを見ると、金太郎飴のようで面白かったです。

ムラーノ島はこんな感じ。

ベニスのリゾット、2人前からが基本で、今まで私と夫のタイミングが合わなかったのですが、この日のお昼はリゾットになりました。

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