Deal2

Dealの宿はAirbnb。オーナーは上の階に住んでます、

場所はディール城の真ん前。ディール城はヘンリー八世の建てた要塞です。ヘンリー8世はフランスから攻め込まれないように海辺に色々お城を作ってます。

ディールはローマからジュリアス・シーザーが上陸した海岸でもあります。

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なので部屋の名前も「アン・ブーリンのエスケイプ」。アン・ブーリンはヘンリー八世の二番目の妻。ヘンリー8世は6人奥さんがいたので、英国の子供達は「離婚、処刑、死亡, 離婚、処刑、生き残る」と覚えます。

インパクトのある壁紙。

Dealには以前義母の家があり、何度も行っていたので土地勘があります。

夕食はDnkaleyで、私はドーバー・ソール、夫はヘイク。ヘイクはなんだろうと調べたらメルルーサ!今の子供たちは知らないかも。私の時代の給食でときどき出ていたのがメルルーサ。スペインに行ったらそのままの名前でメニューにあってびっくりした思い出。

かなり大きい魚だったのでこれ一品。前菜もデザートもなし。

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Dealへ

床が曲がっているのにも慣れてきたホテルもチェックアウト。

このベッドのヘッドボードの飾りはなんだったんだろう?気になっていたものの聞き損ねました。カシの葉とそら豆に見えるのですが。

アショナルトラストが管理するホワイトクリフへの入り口に行ったら、後ろから救急車。何か不穏な感じ。

ホワイトクリフのカフェからはドーバーに出入りする船が見えます。

あれ?このP&Oって、突然従業員の解雇で労働組合も巻き込んでニュースになっている会社…。

カフェの裏手にはトイレとともにブーツウォッシュというサイン。なんだろうと見てみると本当にブーツを洗うところでした。

ちゃんと登山ブーツを履いてハイキングする人多し。

私たちもちょっとだけ歩くことにしました。

馬がいる。野生か?

崖の上に救急車が数台、そしてコーストガードの車も見えます。

やはり何かあったらしい。

犬の散歩に来た人と話したらあの海岸は「死人の海岸」と言うそう…。

あとで夫がニュースを確認したら事件性はないとのこと。事故か自殺ってことでしょうか?南無。

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Rye8

この日は天気が良くないことがわかっていたので、屋内見学できるところ、ということで行ってきました,ベイツマンズ。

ここはキプリングの家だったところ。

行ってびっくり!大変広い。特に裕福な家の出身ではなかったので、作家としての収入のみで購入したものではないでしょうか?ここにきたのはキプリングが36歳のときだそうです。ヘンリー:ジェームスの家だって決して小さくはなかったけれど、敷地が面積が違う…。作家の夢ですね。

入り口に入る前に展示されているのがキプリングのロールス・ロイス。さすが当時の売れっ子作家。

家具などない状態で購入した17世紀の家にジャコビアンの家具を入れたそうです。これはキプリングの書斎。

キプリングの描いた絵。なんかかわいい。

ノーベル賞の賞状。きれいですね。

裏もなかなか素敵。

食堂に飾ってあった誰かにもらったものの嫌われていた絵。(でも飾らなければいけない義理があったんでしょうね

なので奥さんはこの絵を背にして座り(一番手前、その正面がキプリング。キプリングは目が悪かったので大丈夫!だったそう。絵の立場、まるっきりなし。

この部屋の壁がすごいんです。

この金の壁は壁紙ではなく壁皮。

背あて部分に中国風の絵が描かれている椅子。

全然好みじゃないけれど人の家だから楽しい。

息子の部屋。

ベッドの左手のチェストにメガネが載っています。息子は視力が悪かったので兵隊に取られることはなかったのですが、息子本人が国の為に戦いたいと志願し、キプリングはいろいろなコネがあったので息子の願いを叶え、結果息子は18歳で戦死。悲しいですね。体は帰って来ず後年キプリングがいろいろ調査してなくなった場所だけは特定できたそう。

家の外から屋敷を臨む。

さらに遠くから臨む。

とはいいつつ、ここもまた庭の一番の端っこというわけではないのです。雨だったのでこれ以上歩くのが嫌だっただけ。どのくらい広い敷地かお分かりいただけるでしょうか?

雨嫌!と書きましたが一つだけ美しかったのは葉っぱに水が溜まったところ。

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Rye7

夕飯はLandgate Bistroで。

ここ、パンがめちゃくちゃ美味しく危険!

 

私の前菜はホタテとカリフラワーのクランブル。クランブルは小麦粉とバタを混ぜてボロボロにしたものを焼いたもの。デザートに使われることが多いです。

夫の前菜は私が絶対作らないオニオンスープ。ごめんよ〜。

私のメインはラム三種。このコロッケ状のもの中身はラムの脳みそ❤️

夫の前菜は白身魚。なんだったか忘れました。

今日もお腹パンパンでデザートにたどり着けず。

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Rye6

エレン・テリーの家からライに戻る途中に見かけるのがこの屋根。ケントならではの屋根ではないかと思います。

風車付きのオースト・ハウス・ルーーフというんだそう。なんでもビールの醸造の過程でホップを乾かすためのものですと。

ライで見学するのはホテルから徒歩で行けるヘンリー・ジェイムスの住んでいた家。

「ねじの回転」「ある夫人の肖像」「デイジー・ミラー」が映画になっていますね。

前日の家々と比べるとなんかスッキリした感じがしませんか?

作家なのに思ったより本が少ない!と思ったのがこの部屋。もしかしたら本は別の部屋にあったのかしらん?

泊まったホテルのあるマーメイド・ストリート。一見素敵ですが大変歩きにくい。で、歩道を選んで歩いてました。

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Rye5

ダンジネスのあとはエレン・テリーの家スモールハイズ・プレイス(Smallythe Place)。

エレン・テリーは19世紀末の大女優でデイムの称号も得ています。サー・ジョン・ギールグッドはエレン・テリーのお姉さんの孫。私の愛するビアズレーもエレン・テリーを描いています。ググったらその絵がヨガマットになっているのを発見!う〜む。

前日に行ったアイテム・モートに飾られていたシンガーサージェントの描いた絵にもエレンテリーの姿が。左から二番目の女性がエレン・テリー。

何しろ大女優なのでパパラッチに追いかけられ静かなところに住みたかったそう。一体いつからいるんだろうパパラッチ。

この家にはなんと劇場もあるので。

衣装も飾られています。これは「マクベス」の衣装。絵はシンガー・サージェント。オリジナルはテイト・ギャラリーにあります。

劇場は現在も使われているそうです。プロの俳優によるものもコミュニティーのお芝居も。しかし暖房がないので冬は休業。

寝室と化粧台。ゴージャスというよりは可愛らしい感じです。

玉虫の羽を使ったアクセサリーの展示。確かに綺麗だけど…..

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Rye4

朝食の後はダンジネスへ。ここにはデレク・ジャーマンの家があります。季節柄水仙も満開でポイントカラーの黄色とマッチ。

この家の維持のために寄付が集まったので近々家の中も公開になる….はず。おそらく常時ではなく、限定で予約制になるのではないかと思います。庭のメンテナンスに来ていた美術学校の生徒からの情報です。卒論はデレク・ジャーマンだそう。

庭には色々なオブジェがあるのですがこんなものも。カニのお墓と勝手に名付けてみました。

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Rye3

朝食の部屋はこういう感じです。食器も大変イギリスっぽい。

そしてメニューに見つけたイギリスっぽいものを頼んでみました。

キドニーです。

実はイギリス的と言いつつ今まで朝食のメニューにキドニー(肝臓)が載っているのをみたことがありませんでした。

いろんな国出身のGFがいるプレーボーイが主役の映の画で3人のGFたちが家にやってきてしまい、彼女んたちが顔を合わせないように四苦八苦するというコメディーを子供の頃見たのですが、ちょうど朝ごはんの時間でイギリス人のGFが用意したキドニーの朝ごはんをフランス人のGFが「うげっ、なにこれ?」と捨ててしまい、フランス風のカフェオレとバゲットだかクロワッサンだかをまた別の国のGFが捨てて自分の国の朝食を用意するというドタバタが展開されていたのですが(三番目の国は思い出せません。アメリカかも)、その時のキドニー=イギリスの朝食というのが私の心の奥底に強く強インプットされていたようで、メニューにキドニーを見た途端、頼まねばならんと思った次第です。

見た目より軽い感じで美味しかったです。デヴィルド・キドニーと書かれていました。スパイシーな香辛料を使ったものをそう呼ぶようです。

もともと私はホルモン好きなのさ。

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Rye2

中世から現代へ変換して行くアイデム・モートを見学した後にホテルにチェックインすると、このベッド!!お姫様気分!

しかし、床がまっすぐではありません。忍者屋敷に入った時のようになんかぐるぐるします。

夕飯に出かけたのは近所のマーメイド・イン。

こんな感じなのでガッツリ系の料理が出てくると思ったら、夫の前菜のビートルートサラダはともかく私の前菜は酢漬けのアンコウとわかめとアオサの出汁。Dashiと書かれていました。

美味しいかと言われるとビミョ〜でしたが、そのチャレンジ精神に敬意を表したい。

メインは夫はうさぎ、私はオヒョウ。周りに鳥の皮とかパースニップ、ホタテとかいろいろな食感のものが並んでいて楽しい〜。

ここのインも絶対床が曲がっているだろうと思っていましたが泊まり客と話すとやはり曲がっているそうです。

ここを訪れた有名人の写真。女王陛下もいらしたそう。

この辺は海の近くだったので密輸の拠点になっていたそうです。

ホテルに戻ってラウンジを通る。いつの時代にいるの〜という感覚になってきます。

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Rye初訪問

車でそんなに遠くないところに旅行に行こうということで、Rye, Deal、Canterburyに行ってきました。

まずは初めてのライ。

インドアな私たちは景色の綺麗なところに行ってもハイキングとかしないので、ナショナル・トラストや、イングリッシュ・ヘリテージで管理しているお屋敷、お城、公園などに行くのが常です。

ライに向かう途中で訪れたのはIgtham Mote。お堀のある家です。イギリスの地名は知らないとイギリス人でも読めないことがよくあります。これはアイテム・モートと読むそう。なんでやねん!と思いませんか?

14世紀に建てられたと思われる建物です。

持ち主が変わって行くので中も中世から現代にかけて変わっていきます。

グレート・ホールにかけられている絵は当時の持ち主の富を表しているそう。

富とはこの女主人の手元のチューリップ。当時は高価でこれで1000ポンド(日本円で15万円越え?)くらいしたそう。たっか〜。

鏡?と思ったら向こう側の部屋が見える窓でした。

細部も楽しい。必死に支えてます。

チャペルの天井にはヘンリー8世の妻、キャサリンオブアラゴン、アンブーリンの紋章も。

重厚な板のパネルがあちらこちらに。オリジナルの手彫りのものと19世紀に入ってからの機械のものとあるそうです。機械の方がシャープな彫り。

サー・ジェームスの寝室。サーなのにベッドが小さい。

ソーラー・ベッドルーム。太陽寝室?どういう意味か?

そしてこの寝室の窓が変わっている。カーテンの横のところを見てみてください。どういうスタイル?と思ったら、窓を元々のサイズから小さくしたそう。なんでだろう?逆は聞くけど。

キッチンも板のパネル。

20世紀に入ってからの持ち主の寝室と図書室。明るい〜。

特筆すべきなのはこの犬小屋。保存のために指定建造物というシステムがあるのですが、これはそのなかでも第一級に指定された唯一の犬小屋。

こちらは鳩小屋。でも、指定されているかどうかは未確認。

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