2025年ニース こだわりのヴィラ・ケリロス

昼食の後は私と夫は電車に乗ってボーリュ=シュル=メールのヴィラ・ケリロスへ行くことに。息子と息子友人はロスチャイルド邸へと別行動を取ることに。

ヴィラ・ケリロスは考古学者テオドール・レナックが古代ギリシア風に作った自分の家。前回は遺跡ではなくレプリカか〜といまひとつ食指が動かなかったのですが、今回は物は試しと言ってみることにしたのですが、これがまたびっくりするほどすばらしいお宅でした!!

まずは彫刻が置いてあるセクション。

ミロのビーナスのレプリカ。レプリカと言ってもローマ時代のもの。

彫刻のセクションから出て家に入ると目に入るのがお風呂。

振り返ると玄関。

夫と妻の別々の寝室の横にシャワーとバスがあります。

お風呂場にあったブラシ薬師の乗っているトレイを見てください〜。ここまで凝るのか?

食堂は寝ながら食べるのための寝椅子があります。古代ギリシアも寝て食べたそう。ここんちの人たちも寝て食べたの?

タイルの一つ一つまでチェックしたのでしょうか?ものすごい手間と体力と費用。

考古学者ってお金そんなにあるの?と思っていたら、息子たちが見学に行っているのロスチャイルドの館を建てたベアトリス・エフルージ・ロスチャイルドの旦那さんはデオドール・レナックの従兄弟で、テオドールの2度目の奥さんはエフルージ家の人。

元々彼らはお金持ちの世界の人ってことですね。彼らの死後に息子レオンがこの館の文書管理官になりましたが、第二次世界大戦中に館はナチに接収され、レオンとその奥さんと二人の子供はアウシュビッツに送られそこで死亡したそうです。レナック家の他の子供達と孫たちが1967年までそこに暮らし続け、現在は博物館として一般公開されています。

壁も美しい模様〜!

いいね! 2 投票 お願いします!
読み込み中...