初フィレンツェ8、穴場二ヶ所

ガイドブックには載っていなかったけれど、アパートからセンターに行く途中に位置する地図で見つけた史跡の印。なんだこれ?と調べてみたら白黒のフラスコ画が見られるとのこと。そして評価もいい。

「スカルツォの回廊」ですって。

入場料も必要なくノートに名前を記入するだけ。

元々は洗礼者ヨハネを祀る信心会の回廊だったのだが信心会自体はとうに無し。

遺跡心をそそります。

そこでさらに別の穴場を教えてもらいました。女子修道院だったサンタ・アポロニア。

ここもサインするだけ。

ここの食堂だったところに最後の晩餐があります。

ある時このホールを一階二階に区切ろうとしたらしい。「最後の晩餐」て大切にされてない感じですね。ミラノにあるダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も後でドアを作ったので下が切られたり。しかも絵の向こうは台所だったので湿気がひどくて絵の保存状態ダメダメだったというし。

しかし、そのテーマのため食堂からは逃れられないのでありました。

絵の下から出てきた下絵は対面に。

途中で見かけた肺食いしばるドアノッカー。辛そう。

昼はTrattoria Sergio Gozziで。

Polpette fritteというものを頼んでみた。英語では揚げた肉団子となっていたけれど丸ではなく細長い。そして肉は鶏のひき肉だった。鶏のメンチ的なもの?

そしてタリアータ。

旅行中はどうしても野菜不足になるのでほうれん草も頼む。これが思いの外美味しかった。

夫はデザートにズコットも頼む。

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初フィレンツェ7、メディチ・リカルド宮殿のキリコ

ジェラートで疲れを癒し、メディチ・リカルド宮殿にゴー。

絵もいろいろあるのですが、もう写真撮るのも面倒になってきた。

とりあえず、キリコ。

宮殿内にあるべノッツォ・ゴッソリによる東方三博士の礼拝堂。狭い空間なので素晴らしいのですが息が詰まる感じ。

ずっと外にいる体力もないので一旦アパートに戻って一休み。

これで疲れがかなり取れる。

夜はLa Merangereへ。予約した時はもちろん素敵なHPだとは思ったけれど、地元でも有名なオシャレな店だそうだ。

ごめんよ、行くのが私と夫で。

こんな感じのお店です。外なのにカーテンがあり劇場的ですね!!ここに案内されたらどうしようと思ったけど杞憂でした。一番奥の人目に触れない席にご案内されました。店内には雑貨も置いてあります。

疲れは取れたとは言いつつ、メニューを目が滑る。全く頭に入りません。やはり疲れて言語機能が低下しているのかも。で、夫の提案で野菜のテイスティングメニューにしました。

マカロン的なものが載って入るけれど甘くなかった。コロッケ的なもの。説明は全く覚えていません〜。

赤いのは甘くないシャーベット的なもの。冷やした石に乗っています。石は食べられません。

チーズの乗ったサラダ。チーズはミモレットだった…ような…。

ジェルサレム・アーティーチョーク(?)のタルト、アスパラガス乗せ。赤いのはビートルートだっけ?

これはパスタだった気がします。

そして美しいデザート。

もう全然覚えていないしとったはずのメモも見つかりませんでした。メニューの写真を撮っておくしかないですね。

前日はシーフードだったけど、基本肉食のところなのでちょっとお腹に優しい感じでよかった。

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初フィレンツェ6、言いにくいよね?ウフィッツィ

本日は念願のウフィッツィ美術館。1ヶ月以上前にオンラインで予約済み。

全部見るのは無理そうなので、ガイドブックのおすすめルートを攻略。

ゴシックからルネッサンスにかけての絵が面白い。

金箔を使ったものを直接見ると、何か器具を使った仕上げが見える。ビデオでどのように製作して行くかという説明を見たのだけれど、金箔部分は最初に張り込む。最後に張り込むと思っていたのでびっくり。

この絵を近づいて見ると

型で押して作ったのがわかります。これは画集では見逃すかもと思いました。

またこのシモーヌ・マルティーニの「受胎告知」ですが

漫画に通じる部分も。

集中線的なものもあるし。

ここにはボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロなどの錚々たる有名絵画もあるのですが、私が好きだったのはこのフィリッポ・リッピの聖母子と天使。

この人は修道士なのだが女好きで、コジモ・ド・メディチが頼んだ仕事をやらせようと自分の屋敷に缶詰にしたそうです。

缶詰め!!漫画家っぽいではありませんか。

でも、女の子に会いたくてそこから逃走!!!で、もう閉じ込めるのはやめたそう。

また主祭壇の板絵の製作に出かけた修道院の修道女をたぶらかして駆け落ちしたそうです。この絵のモデルはそのルクレツィアではないかとのこと。

フィリポ・リッピの弟子の中にボッティチェリがいます。

というのを読んだのですが、その本「芸術家列伝」を書いたのがジョルジュ・バザーリ。画家であり、ウフィッツィの建設もしています。本当にこの時代のアーティストはなんでもやるのですね〜と感心。

そのヴァザーリの描いたロレンツォ・メディチの肖像。

「ヴァザーリの本は結構ゴシップっぽいから、キリコ好きかも」という失礼な夫の進めでヴァザーリを読み始めました。

結構間違いも多いらしいけれども、その時代のアーティストによるアーティストに関する本は大変貴重。たとえ間違っていても註もついているので安心です。

板絵の聖母子像って大抵赤ちゃんが可愛くないのですが、その中でもダントツに可愛くなかったのがこのベルナルド・ダフィの聖母子像のキリスト。バチ当たるかな?

突然見つけた草間彌生。

テラスのカフェで一休みしてカプチーノとお昼。

このカプチーノが6ユーロ!!アパート近所の店は1.4ユーロなのに。

銀座値段ですね。

でもサービスの女性は大変感じが良かったです。カプチーノは朝飲むものと聞いていたので昼なのにカプチーノ飲んでも良いかなとかぐちゃぐちゃ言ったら、「私の夫は午後5時過ぎでもカプチーノ飲むわよ〜」と教えてくれました。天気は良くて気持ちが良かったです。ヴェッキオ宮殿がすぐ近くに見えます。

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初フィレンツェ5、ダンテ縛り午後の部

洗礼堂と ドゥオーモは荷物を持って入れないそうで、荷物を預けて洗礼堂を見学。残念ながら何かの工事中。

工事の足場を避けて写真を撮る。

床の模様が色々で面白い。

ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)に入る。

正面は華やか。

ドームには最後の審判。

ドゥオーモに入り地下のサンタ・レプラータ教会跡も見学。ドゥオーモが建つ前にあった教会です。

地下の教会は遺跡っぽさ満々。

夜は本日のダンテ縛りの締めというべきレストラン、Fishing Labへ。

ここは1200年代から1500年代まで裁判官と公証人のギルドのオフィスだったそうで、1300年代のフレスコがが残っているのです。もっとも初期のダンテの肖像画がこれ、だそう。

高い壁を仕切ってレストランにしてます。

なのでおすすめは2階。

料理はシーフードです。

シーフードを蒸したものとタラのカプチーノ。

鱈とじゃがいもが入ってふわふわしています。カプチーノなのでクロワッサン添え(甘くない)

メインはミックスフライ。

そういえば、どこに入ってもパンがちょっと???という感じ。調べたら塩が入っていないとうことが判明。それがフィレンツェのパンなのだそうだ。塩の貿易をピサが邪魔して塩が高価になったので、保存や調理の方に塩を回してパンは塩なしになったとか、トスカーナの料理は塩気が強いので塩なしパンがちょうどいいとか、塩が入っていない理由は諸説あり。気になる人はググってね。

お店の人に地下も面白いわよと言われて地下に行ったら遺跡?ただいま調査中ですって。

帰りに見かけたスーパー、天井画が!!

一瞬分かりにくいのでアップに。

すごいなフィレンツェ。

フィレンツェに行ってお店に入ったら上を見上げてみるべし。天井画がある可能性ありよ。

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初フィレンツェ4、ダンテ縛り

この日は夫の趣味に付き合ってダンテ・ツアーです。

集合場所はサン・ジョヴァンに洗礼堂。

洗礼のためだけの建物ってさすがカソリックの国。

説明は聞いたけれど右から左に駆け抜けてしまった。へへへ。

ここもダンテ。

それもダンテ。ダンテの横顔に見えるでしょうか?

あれもダンテ。

きっとダンテ。

ダンテ・ツアーの後はお昼しか空いていない人気のTrattoria Marioへ。ここはネットで予約ができないので直接開店前に行ったらドアが開いていてギリギリ席があった。

ミックスの前菜を取る。これもクロスティーニが入っている。

私のメインはローストチキン。これはちょっとしょっぱかった。夫のラグーのパスタは美味しかった。

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初フィレンツェ3、ジュースはロンドン値段!?

教会は結構大きかったのでかなりぐったり。

ジュース屋さんでジュースを飲み疲れを取ろうとする。

ジュース二人分で16ユーロ。これはロンドン値段と同じ?

少し元気を取り戻したあとガリレオ博物館へ。

綺麗な器具がいっぱい。物理化学は私が一番不得意とするところだけどこの時代の器具は美しい。

そんなに大きくないだろうと高を括って閉館1時間前に行ったら全く時間が足りなかった。アホアホ。

この博物館はアルノ川の近くなのでポンテ・ベッキオにも行ってみる。

店のシャッターが古めかしくて素敵。

お店の人が帰るところ。

あたりをぶらぶらした後、予約しておいたIl Latiniに。

中に入ったらものすごく広くて部屋もいっぱい。団体客受け入れも大丈夫そう。

私は前菜にクロスティーニを、夫は藁でじっくり調理したたまねぎを注文。もちろん玉ねぎの写真は撮らない。しかし人気メニューらしく、周りでも取っている人がいてあたりには玉ねぎの匂いが充満していた。チッ。

私のメインはこれもフィレンツェ名物トリッパ。夫はソーセージ。いつもは前菜もメインもお互い味見をするのですが、夫は内臓系はあまり好きではないので、この日は自分のものはお互い自分だけで食べました。

デザートはジェラート屋さんでお花の形に盛られたジェラートを。でもこの店ロンドンにもあるんだよね。探す力が残ってなかった。

帰り道に見つけたもう開いていない薬屋さん。石に店名とか彫ってあるの。大変趣があります。このままここに残るのだろうか??

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初フィレンツェ2、かぼちゃの季節が終わってた!

アパートはプラッツァ・リベルタの近く。そこに面するカフェに朝ごはんに行ったのですが、夫と二人でカプチーノ2杯、クロワッサン的なもの、ハムとチーズのサンドイッチを選んで6ユーロちょい。

これって、ロンドンの一人分じゃん。

っていうかロンドンが高いんですね。うちの近所のくせに(つまりセンターじゃないのに)カプチーノ、4ポンド越えするカフェがあるもん。

午前中はゆっくりして、Aquacostaという店でお昼。

ほうれん草のサラダとチーズと梨を前菜に、雉のラビオリとかぼちゃとリコッタチーズのラビオリを頼んだら、「カボチャは季節が終わってしまったので普通のリコッタ入りラビオリになります」と言われ、「かぼちゃの季節!!季節ものなんだ。季節もんじゃないと出さないんだ」と軽く衝撃を受けました。ロンドンだったら、おそらく一年中かぼちゃのラビオリが出てきそう。この店がそうなのか?フィレンツェがそうなのか?イタリアという国がそうなのか?

昼食の後、サンタ・クローチェのガイドツアーに参加。

ここには有名人のお墓がいろいろ。

ガリレオ・ガリレイ。彫像の下をよくみると天体図。地球は回ってるんです。

これはミケランジェロ・ヴオナノッティー。

これはダンテ・アリギエリーの墓、じゃなくて記念碑。ダンテはフィレンツェを追放されてラヴェンナに身を寄せ、ベネツィアに行く途中に亡くなりお墓はラヴェンナに。あとでフィレンツェがこっちに遺体をちょうだいと要求したけれどラヴェンナは応じなかったそう。追放したくせに!というのがラヴェンナの言い分だよね。きっと。

ドナテロの墓もあるよ。

これはロッシーニの墓。よく見ると細部にト音記号。

この十字架のキリストは従来真っ直ぐ描かれていたのをチマブーエがこうやって体重を片方に寄せて描くことでもっと人間的な解釈になっているそう。

このキリストを見た後はこうやって体重を片方に寄せて立つ「チマブーエごっこ」が私の中だけで流行る。

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初フィレンツェ1、Persusの謎

体が95%くらいルネッサンスで詰まっている玖保です。

というのも先週フィレンツェに行って帰ってきたばかりだからです。

初めてのフィレンツェは楽しかったのなんの!

昔読んだメディチ関係の本を引っ張り出して予習し、さらにうっすらダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ関係の本も読んでお勉強。しかし、入れた情報がすぐ出ていってしまう!!なんで〜?

メディチの中にコシモ、ロレンツォ、ジュリアーノが多すぎ。同じ名前使わないでくれ!

情報をまとめきれずに同じ本を何度も読む羽目に。それはそれで楽しいけどさ。

空港から市内までトラムで行ったのですが、1台のみの券売機に人だかり。結局、自分たちの券を買う前にトラムが行ってしまいました!!

しかし行っちゃったトラムを見送って別のトラムの車体を見ると、コンタクトレスでトラム内で支払いできると書いてあるではありませんか!

それ、券売機のところに書いておいて欲しかった。

トラムはサンタ・マリア・ノッヴェーラ駅に到着しそこからバス。しかし、バスを待つ時間と歩く時間がほぼ一緒なので歩いて借りたアパートへ。

フィレンツェは徒歩で歩ける街なのでした。

到着時間から計算してアパートの近くにあるレストランに予約を入れておいたのですが、スマホををみると午後9時半の予定が8時半になっている????

スケジュールに予定を書き込んだ時に英国時間で書き込んだため、1時間の時差ができたというわけです。

スケジュールのレストランの時間を全てフィレンツェ時間に訂正する。あ〜危なかった。

偶然にもその予約したレストラン、Perseusはフィレンツェ名物、ビステカの有名店だったので「やっぱビステカだな」と食べる気満々で出かけたのですが、メニューを見たら1キロ!!夫婦二人で1キロはちょっと〜と及び腰になり他のものを検討。

タリアータというのがあったのでこれはタリアッテーレのようなパスタ?と店の人を捕まえ「これは何?」と聞いたらなんと逃げた!(英語がわからないということらしい)

前菜にアボカドとエビ、生ハムとクロスティーニ、メインにリゾーッチーノ・ロッソ、そしてよくわからないタリアータ・フィレ・マンゾというのを取ってみる。何が出てくるかドキドキ。

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クロスティーニもフィレンツェ名物で薄く切ったパンの上にレバーペーストが乗ったもの。

このリゾッチーノが大変美味しかったのでした。何がどう美味しいのかはわからないけど美味しいの。  

そして謎のタリアータは肉をフライパンで焼いて切ったものでした。マンゾは牛肉でした。これもレアで美味しい!あとで調べたら、ビステカはTボーンの直火焼きだそうです。

隣のテーブルがビステカを注文したので横で写真を撮らせてもらう。切っているのは逃げた人。骨が入っているので実は1キロと言っても二人だったら食べきれそうな量だということが旅行中においおいとわかった。

デザートのチーズケーキも美味しかった。

でもなんでPerseusなんだろう?店内にはペルセウスとかメデューサとかそのヒント、全くなし。

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NASAへ

と書くとびっくりするでしょう?

夢です、夢。

私が先日見た変な夢はなぜだか私がNASAに行くことになって、あ、行くの明日だ。荷物積めなくちゃと思って支度していると同時に、チケットが手元にないことに気がつくといったもの。

それを仕切ってくれた友人H(全くNASAと関係ない)に電話しようと携帯で彼女の番号を探そうとするが電話番号を持っていないことに気がつく。

そして、その前日にHと共通の友人R (彼女もNASAとは関係無い)が一緒に行く予定の日本人宇宙飛行士のチケットを取っていたことを思い出し、もしかしたら彼女が私のチケットも取ってくれているのかも、と連絡を試みるがなぜか連絡できない。

出発時刻は迫るのに、誰にも連絡がつけられないという夢。

おまけに、一体なんの仕事なのかもわかっていないという変な状況。

その数日前に英国版APPRENTICEというテレビシリーズで、ブダペストに行ってビスポーク・ツアーを作るというタスクの回があったのですが、早朝の電話で参加者は起こされ、今から20分でヒースローに行く迎えの車が来るので一泊分の荷物を詰めて支度をするようにと告げられ、、という設定で、こんなに髪型にこだわりそうな男子と化粧が濃い女子の人々がそんな短時間で用意できるはずないじゃん、と悪態ついて見ていたのが妙な意識下に残ったのか??

しかし、なんでNASA?しかもなぜ現地に飛ぶ?

JAXAの仕事ならしたことあるけどさ。

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