イタリアのマスク事情

9月中旬、ニース行きを予定していた我が家ですが、フランスの感染者数が増加してフランスから帰国した場合、自主隔離をしなくてはいけないということになったので、取りやめて、急遽ベニスに変更。

というのも、その時点で安全な国として(帰国して自主隔離が必要で無いところ)はイタリア、クロアチア、ルーマニアが上がっていました。(現時点ではイタリアはそのままですが、クロアチア、ルーマニアは安全リストから消えたようです)

そういうわけで、行きたかったけど今ひとつタイミングが合わなかったベニスに決定。

クルーズ船が入ってこないので、通常より空いているだろうという算段。

ベニスに行く前に飛行機会社からマスクの指定。それも「使い捨てのサージカル・マスク」という細かい指定。

「布のマスクだったら飛行機に乗せてくれないのか?」という疑問を持ちつつ、ルートン空港に着いたら皆それぞれ好みのマスクで、そのまま飛行機に乗っても何も言われなかったのですが、帰りのベニスの空港(ヴェネチア・テッセラ空港)では「使い捨てのサージカルマスク」を着けていないとチェックされました。

なので、そのマスクの指定はイタリアの空港のものでは?と思いました。

「海から入るのが絶対おすすめ!」という友人のアドバイスを元に空港からヴァポレットと呼ばれるボートでベニスに向かうことにしました。

ヴァポレットに乗るときもマスク必須。

布のものでも使い捨てサージカルのものでもどちらでも良いのですが、旅行者と思われる海外からのカップルがマスクをしていなかったら、イタリア人の乗客に「マスクをしなくてはいけない」とイタリア語で注意されて、別の乗客がそれを英語で説明したのですが、カップルの彼の方はマスクを出したものの着けずにギュッと握りしめ、彼女の方はマスクも出しもせずうつむいいたので、「ん?どうしたのかな?」と思っていたのですが、よくよくその通訳をした女性の言葉を頭の中で繰り返すと、「船の中ではマスクをしなくてはいけない、と言っているのよ。若者ってばか」という「ばか」というセリフに思い当たりました。

「バカ」という言葉に傷ついたんだ!!

別の停車駅でお客さんがもっと乗ってきたとき、船のスタッフが「マスクして」と注意したら、彼らは素直にマスクをつけてました。

ちょっとかわいそうな気持ちもしました。

その女性、最後の一言が余計だった気がします。

とにかく、船の中ではマスク必須で、マスクを忘れた人は船に乗せてもらえなかったのにも目撃。

とにかくマスクはびっくりするほど徹底されていて、レストラン、カフェも、店員はマスク着用、お客もトイレに行くときはマスクを着用。

なんでびっくりしたかというと、ロンドンではレストラン、カフェに入るとき、マスクはそれほど徹底されておらず、小旅行でロンドンの外に行った時にはホテルもレストランもカフェも店員はマスク着用していましたが、その時点ではロンドンでは店次第でした。入口と出口を設け一方通通行にしている店なのに逆行して入ってくる、しかも、マスクをしないお客さんに注意もしない状況で、ハラハラしていたのですが、イギリスの感染者数が上昇し、6人ルール(外で6人以上であってはいけない)が導入された今は、店員もお客もマスク必須になっているはずです。

イギリスのアンチ・ロックダウンとかのデモを見ていると、対処する警察官、気の毒に思われます。ここで感染したらものすごく嫌だろうな。

自由と権利、難しいですね。

ベニスに戻りますが、イタリアは最初に感染者数が多かったので、ものすごう気をつけているのだと思います。

ナポリに行った甥もマスクの徹底に関してそう言っててました。

それにしても状況は刻々と変わっていくので、いつ、国外旅行自体禁止になるのか不透明で、シシリーに行きたいと行っていた友人は旅行自体を取りやめたようです。

行くならすぐ、一週間あととか一ヶ月後の計画自体が難しい状況です。

いいね! ←いいね!押してね!(13いいね! )

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です