初フィレンツェ4、ダンテ縛り

この日は夫の趣味に付き合ってダンテ・ツアーです。

集合場所はサン・ジョヴァンに洗礼堂。

洗礼のためだけの建物ってさすがカソリックの国。

説明は聞いたけれど右から左に駆け抜けてしまった。へへへ。

ここもダンテ。

それもダンテ。ダンテの横顔に見えるでしょうか?

あれもダンテ。

きっとダンテ。

ダンテ・ツアーの後はお昼しか空いていない人気のTrattoria Marioへ。ここはネットで予約ができないので直接開店前に行ったらドアが開いていてギリギリ席があった。

ミックスの前菜を取る。これもクロスティーニが入っている。

私のメインはローストチキン。これはちょっとしょっぱかった。夫のラグーのパスタは美味しかった。

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初フィレンツェ3、ジュースはロンドン値段!?

教会は結構大きかったのでかなりぐったり。

ジュース屋さんでジュースを飲み疲れを取ろうとする。

ジュース二人分で16ユーロ。これはロンドン値段と同じ?

少し元気を取り戻したあとガリレオ博物館へ。

綺麗な器具がいっぱい。物理化学は私が一番不得意とするところだけどこの時代の器具は美しい。

そんなに大きくないだろうと高を括って閉館1時間前に行ったら全く時間が足りなかった。アホアホ。

この博物館はアルノ川の近くなのでポンテ・ベッキオにも行ってみる。

店のシャッターが古めかしくて素敵。

お店の人が帰るところ。

あたりをぶらぶらした後、予約しておいたIl Latiniに。

中に入ったらものすごく広くて部屋もいっぱい。団体客受け入れも大丈夫そう。

私は前菜にクロスティーニを、夫は藁でじっくり調理したたまねぎを注文。もちろん玉ねぎの写真は撮らない。しかし人気メニューらしく、周りでも取っている人がいてあたりには玉ねぎの匂いが充満していた。チッ。

私のメインはこれもフィレンツェ名物トリッパ。夫はソーセージ。いつもは前菜もメインもお互い味見をするのですが、夫は内臓系はあまり好きではないので、この日は自分のものはお互い自分だけで食べました。

デザートはジェラート屋さんでお花の形に盛られたジェラートを。でもこの店ロンドンにもあるんだよね。探す力が残ってなかった。

帰り道に見つけたもう開いていない薬屋さん。石に店名とか彫ってあるの。大変趣があります。このままここに残るのだろうか??

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初フィレンツェ2、かぼちゃの季節が終わってた!

アパートはプラッツァ・リベルタの近く。そこに面するカフェに朝ごはんに行ったのですが、夫と二人でカプチーノ2杯、クロワッサン的なもの、ハムとチーズのサンドイッチを選んで6ユーロちょい。

これって、ロンドンの一人分じゃん。

っていうかロンドンが高いんですね。うちの近所のくせに(つまりセンターじゃないのに)カプチーノ、4ポンド越えするカフェがあるもん。

午前中はゆっくりして、Aquacostaという店でお昼。

ほうれん草のサラダとチーズと梨を前菜に、雉のラビオリとかぼちゃとリコッタチーズのラビオリを頼んだら、「カボチャは季節が終わってしまったので普通のリコッタ入りラビオリになります」と言われ、「かぼちゃの季節!!季節ものなんだ。季節もんじゃないと出さないんだ」と軽く衝撃を受けました。ロンドンだったら、おそらく一年中かぼちゃのラビオリが出てきそう。この店がそうなのか?フィレンツェがそうなのか?イタリアという国がそうなのか?

昼食の後、サンタ・クローチェのガイドツアーに参加。

ここには有名人のお墓がいろいろ。

ガリレオ・ガリレイ。彫像の下をよくみると天体図。地球は回ってるんです。

これはミケランジェロ・ヴオナノッティー。

これはダンテ・アリギエリーの墓、じゃなくて記念碑。ダンテはフィレンツェを追放されてラヴェンナに身を寄せ、ベネツィアに行く途中に亡くなりお墓はラヴェンナに。あとでフィレンツェがこっちに遺体をちょうだいと要求したけれどラヴェンナは応じなかったそう。追放したくせに!というのがラヴェンナの言い分だよね。きっと。

ドナテロの墓もあるよ。

これはロッシーニの墓。よく見ると細部にト音記号。

この十字架のキリストは従来真っ直ぐ描かれていたのをチマブーエがこうやって体重を片方に寄せて描くことでもっと人間的な解釈になっているそう。

このキリストを見た後はこうやって体重を片方に寄せて立つ「チマブーエごっこ」が私の中だけで流行る。

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初フィレンツェ1、Persusの謎

体が95%くらいルネッサンスで詰まっている玖保です。

というのも先週フィレンツェに行って帰ってきたばかりだからです。

初めてのフィレンツェは楽しかったのなんの!

昔読んだメディチ関係の本を引っ張り出して予習し、さらにうっすらダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ関係の本も読んでお勉強。しかし、入れた情報がすぐ出ていってしまう!!なんで〜?

メディチの中にコシモ、ロレンツォ、ジュリアーノが多すぎ。同じ名前使わないでくれ!

情報をまとめきれずに同じ本を何度も読む羽目に。それはそれで楽しいけどさ。

空港から市内までトラムで行ったのですが、1台のみの券売機に人だかり。結局、自分たちの券を買う前にトラムが行ってしまいました!!

しかし行っちゃったトラムを見送って別のトラムの車体を見ると、コンタクトレスでトラム内で支払いできると書いてあるではありませんか!

それ、券売機のところに書いておいて欲しかった。

トラムはサンタ・マリア・ノッヴェーラ駅に到着しそこからバス。しかし、バスを待つ時間と歩く時間がほぼ一緒なので歩いて借りたアパートへ。

フィレンツェは徒歩で歩ける街なのでした。

到着時間から計算してアパートの近くにあるレストランに予約を入れておいたのですが、スマホををみると午後9時半の予定が8時半になっている????

スケジュールに予定を書き込んだ時に英国時間で書き込んだため、1時間の時差ができたというわけです。

スケジュールのレストランの時間を全てフィレンツェ時間に訂正する。あ〜危なかった。

偶然にもその予約したレストラン、Perseusはフィレンツェ名物、ビステカの有名店だったので「やっぱビステカだな」と食べる気満々で出かけたのですが、メニューを見たら1キロ!!夫婦二人で1キロはちょっと〜と及び腰になり他のものを検討。

タリアータというのがあったのでこれはタリアッテーレのようなパスタ?と店の人を捕まえ「これは何?」と聞いたらなんと逃げた!(英語がわからないということらしい)

前菜にアボカドとエビ、生ハムとクロスティーニ、メインにリゾーッチーノ・ロッソ、そしてよくわからないタリアータ・フィレ・マンゾというのを取ってみる。何が出てくるかドキドキ。

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クロスティーニもフィレンツェ名物で薄く切ったパンの上にレバーペーストが乗ったもの。

このリゾッチーノが大変美味しかったのでした。何がどう美味しいのかはわからないけど美味しいの。  

そして謎のタリアータは肉をフライパンで焼いて切ったものでした。マンゾは牛肉でした。これもレアで美味しい!あとで調べたら、ビステカはTボーンの直火焼きだそうです。

隣のテーブルがビステカを注文したので横で写真を撮らせてもらう。切っているのは逃げた人。骨が入っているので実は1キロと言っても二人だったら食べきれそうな量だということが旅行中においおいとわかった。

デザートのチーズケーキも美味しかった。

でもなんでPerseusなんだろう?店内にはペルセウスとかメデューサとかそのヒント、全くなし。

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NASAへ

と書くとびっくりするでしょう?

夢です、夢。

私が先日見た変な夢はなぜだか私がNASAに行くことになって、あ、行くの明日だ。荷物積めなくちゃと思って支度していると同時に、チケットが手元にないことに気がつくといったもの。

それを仕切ってくれた友人H(全くNASAと関係ない)に電話しようと携帯で彼女の番号を探そうとするが電話番号を持っていないことに気がつく。

そして、その前日にHと共通の友人R (彼女もNASAとは関係無い)が一緒に行く予定の日本人宇宙飛行士のチケットを取っていたことを思い出し、もしかしたら彼女が私のチケットも取ってくれているのかも、と連絡を試みるがなぜか連絡できない。

出発時刻は迫るのに、誰にも連絡がつけられないという夢。

おまけに、一体なんの仕事なのかもわかっていないという変な状況。

その数日前に英国版APPRENTICEというテレビシリーズで、ブダペストに行ってビスポーク・ツアーを作るというタスクの回があったのですが、早朝の電話で参加者は起こされ、今から20分でヒースローに行く迎えの車が来るので一泊分の荷物を詰めて支度をするようにと告げられ、、という設定で、こんなに髪型にこだわりそうな男子と化粧が濃い女子の人々がそんな短時間で用意できるはずないじゃん、と悪態ついて見ていたのが妙な意識下に残ったのか??

しかし、なんでNASA?しかもなぜ現地に飛ぶ?

JAXAの仕事ならしたことあるけどさ。

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くるまれてクリスチナ

紙の本を待っていた方々、大変お待たせしました。

資生堂花椿のウェブサイト、HANATSUBAKIで連載していた「くるまれてクリスチナ」が自由国民社からオールカラーで発売されます。

「いまどきのこども」から38年て、そのとき赤ちゃんだった人も立派な大人。

私は昔からアイドルとか見ると、私が15歳くらいで妊娠してたらこの子は私の子供でもおかしくない、という歳の測り方をしていたのですが、そのうち、普通に子供、それどころかアイドルが孫でも可能というお年頃になってきました。いやあああああ。いや、まあ、いいんだけど。

よろしくね!うふ。


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くるまれてクリスチナ-玖保キリコ

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サンデー・ローストの罠

先日、結婚記念日のディナーに前から行きたかったKentish TownのParakeetに行ってきました。

毎年4月1日にお祝いする私たちですが、なんとその日は月曜日の定休日。3月31日に役所に届け、パーティーは4月1日だったので結婚記念日が2つあるようなもんだよね、と日曜日にディナーの予約をした次第です。

…忘れていました。日曜日の英国ではサンデー・ローストと言って、肉のローストを食べる日なのです。

もちろん、どのレストランもサンデー・ローストをするわけではありませんが、パブのレストランはサンデー・ローストというのは結構普通。そしてこのParakeetもパブ・レストラン。

嫌いなわけではないのですが、メニューが限られてしまうのがちょっと悲しい。

美味しかったんですけどね。

前も、わざわざ行ったレストランがサンデー・ローストのメニューしかなくてチョッピリがっかりした苦い思い出が…。

前菜はタラの頬肉の天ぷら。あっさりすがちなタラですが、おそらくバターミルクとかにつけたようで、濃厚な味わい。

Tokyo turnipのサラダ。なんじゃ。そりゃ?と思いましたが、蕪のサラダです。Tokyo turnipっていう種類があるのかな??

私のメインは藁でスモークしたチキンのロースト。胸肉なのでふ〜ん(私が好きなのは腿です)と思いましたがおいしかった。

夫のローストビーフは、写真がブレブレで使い物になりませんでした。

プディングを撮った写真もブレブレで写真は載せられませんでした。

日曜日じゃない日にもう一度来たい。

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友と映画

日本のFB友達が「見たよ〜」というのを読んで羨ましかった40周年を記念して4Kでリマスタリングされた「Stop making sense」をやっと見ました。

ぼっち覚悟でいましたがお付き合いいただけると友人を見つけ、映画鑑賞の前に中華街の飲茶で腹ごしらえをして、Prince Charles Cinemaに行きました。

この映画館はチャールズが王様になった時、「うちはKing Charles Cinema という名前には変えませんから」と宣言したそうです。

映画が始まる前に「うちはダンス保険をかけていないので立って踊らないように」というお知らせがありましたが、冗談なのか、本当にそういう保険があるけどかけていないのかは定かではありません。

みんな、映画の中のお客さんと一緒に「いぇ〜い」とか「わ〜お」とかノリノリ。

経って踊れないので首をふりふりお尻を密かにフリフリ鑑賞。

終わった時は割れるような拍手。その日のお客さんによって感じが違いそう。楽しい日でよかった。

この映画をリアルタイムで見た私世代の人はもちろん、あなたまだ生まれていなかったでしょう?という若者もいてほぼ満杯。

今見ても全く古くない。時をかけるデビッド・バーン?

この映画、やはり素晴らしい。

看板の下に写っているのは生まれていなかった世代の私の前に座っていた男子。

今回気がついたのですが、デビッド・バーンは見事な富士額でした。

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ケンブリッジ2024年4

さてケンブリッジからロンドンに帰る日当日、電車は午後なので午前中はやっと開いたフィッツウィリアム美術館の「ウィリアム・ブレイク展」へ。

彼と彼の生きた時代の人々を巡る展示だとのこと。

アメリカ独立、フランス革命、奴隷制廃止などなどの時代を生きていたブレイク。こう並べると激動の時代ですね。

書き込みが多くてちょっと怖いエッチング、お馴染みラオコーン。

ダンテの神曲。これは天国に登っているのでしょうか?と夫に聞いたら逆のようです。

超怖いエッチング。インパクトが強いのでポスターにも使われていました。

これも強いイメージですね。これは階段を上がったところの入り口部分に使われた絵。

コンパスを持つウリゼン。この人が元になった彫刻「ニュートン」が大英図書館の入り口にあります。あ!ニュートンもケンブリッジだ。お金がない学生だから小間使として働きながら勉強したそうです。

この人は同時代のランゲというアーティストで特にブレイクと交流があったというわけではないのだが、この絵の下の部分にある赤ん坊(天使?)の絵がちょー怖かったので。これは人形なのか??あまり生きているものの気がしない。

お昼を食べた後に電車でロンドンへ。電車の中で見た雲。私には鷹が翼を広げているように見えたのですが、どうでしょう?

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